平成27年2月28日・3月1日と開催されました日本義肢装具士協会北日本支部研修セミナーを受講いたしました。
セミナーのテーマは「他職種を理解する」。今回は片麻痺者に対しての装具の角度設定や必要な機能をどのように選択していくべきかを、理学療法士の春名弘一先生、エンジニアの山本澄子先生、義肢装具士の昆恵介先生にご講演頂きました。片麻痺歩行を円滑にするためのロッカーファンクションをいかに作っていくかを基礎的な点から分かり易くお話を頂き、臨床で試してみたい新たな発想を身に着けることが出来ました。
また、セミナーの最後では業種ごとにグループに分かれて、提示された症例にどの様な装具の調節や機能が必要かを話し合う意見交換会が用意されていました。各業種で、注意してみている点や結論に至るまでのプロセスの違いが見られ、大変興味深いものとなりました。
普段病院でともに仕事をさせて頂いている理学療法士の方々も複数名参加して頂き、さっそく実際の患者様の装具に調整を加える機会があり結果も良好でした。勉強して抱えたままになる知識も多い中、すぐに臨床で今回の知識を生かすことができ、セミナーへの参加が大変有意義なものになったと思います。
[関連ページ] 一般社団法人 日本義肢装具士教会 平成26年度セミナー案内